GRAN TURISMOのイベントが年初から目白押し モータースポーツを支えるeスポーツ

 eスポーツは様々なジャンルのタイトルが出ているが、その中でも注目を集めるタイトルの一つがモータースポーツ系列のジャンルだ。車両のカスタマイズによる差はもとより、実際にアナログテイストのコントローラーを動かすという「操作がプレイに大きく影響する」ジャンルは、身体を使用して行うスポーツの様に結果を安定させる事が困難である。そしてビジュアルも疾走感のある光景となる事が多いため、見て分かりやすくユーザーを惹き付けやすい特徴を持っている。

 今回はそんなモータースポーツ系の1月以降のイベントを2つまとめてみる事にしよう。

東京オートサロンでグランツーリスモのイベント「e-DGSM」開催

 株式会社ダイワグループ(本社:東京都調布市、CEO:湯本 拓治)は、2026年1月10日(土) 幕張メッセで開催される「TOKYO AUTO SALON(東京オートサロン)2026」で行なうeスポーツを体感できる併催イベント「東京オートサロンeスポーツエクスペリエンス」で、2025年に引き続き3回目となるオフライン大会を開催することを1月7日に発表した。

 同大会は自動車整備士養成学校在学生による大会となっており、事前のオンライン予選会を勝ち上がった選手による熱いバトルが見られるとの事である。主催であるダイワグループは自動車ディーラーのグループ企業であり、社員で構成するモータースポーツチームで実際のレースに参戦しているという非常に硬派な実績を持っている。同社が2020年10月から開催しているPlayStation®5 / PlayStation®4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を使用したeモータースポーツ大会が、今回東京オートサロンにて開催されるとの事である。ゲストにeスポーツプロプレイヤーやリアルレーシングドライバーを迎える本イベントは、プレイヤーたちが繰り広げる白熱のレース実況をYouTubeライブでも配信するという。

 2024年からは自動車整備士養成学校在学生を対象とした「Technical College Series」も新設されており、クルマへの情熱を持つ学生たちが、技術と感性を磨きながら競い合う姿勢を未来あるものと評価している。こういった競技はコミュニティの場として機能しており、業界全体の活性化と次世代の育成の両面にメリットがあるという。2024年からはステージイベント「e-SPORT EXPERIENCE」オフライン大会を東京オートサロンにて開催。2026年開催の本大会は3度目のイベントという事になる。その他学生限定のコーナーも設けられているとの事なので、興味があれば是非観覧に回ってみるのも良いだろう。

JAF主催の「JAF GRAN TURISMO 7 ENJOY CUP」開催

 1月6日、JAF九州本部(本部長 金野誠)は2026年2月8日(日)、REDEE株式会社(代表取締役 密山裕貴)と協働でEモータースポーツイベント「第2回JAF GRAN TURISMO 7 ENJOY CUP」を開催することを発表した。

 同イベントはオンラインで実施される大会であり、クルマの楽しさや魅力を体感してもらう事を目的としているという。2025年5月の第1回開催では約123名が参加し、親子や初心者、経験者など幅広い層が熱戦を繰り広げたとの事だ。

 イベントでは様々な項目で分けられたレースが実施される。「親子レース」「ドライバーランク別レース」などの部門にわかれており、子どもからモータースポーツ経験者まで、誰でも無料で参加することができるイベントであるという。優勝者にはトロフィー、上位者にはデジタル表彰状がもれなく授与される。当日の様子はREDEE公式YouTubeチャンネルでライブ配信するとの事であり、参加出来ないユーザーにも優しい仕様だ。モータースポーツファンやEスポーツファンはもちろん、モータースポーツを見たことがない人であっても魅力を感じられる構成にしていくという。

 参加に際しては公式サイトにアクセス後、ルールを熟読した上でのエントリーが推奨されている。様々な部門が用意されているため、参加の際はエントリーミスをしないように要注意である。

eスポーツが開くモータースポーツの可能性

 こうして複数のイベントを紹介したが、実際にこういったオンライン、あるいはバーチャル環境での競技というのは大きなメリットを備えている。すなわち場所の確保や参加の敷居の低減、実際にドライビングを行う際に発生するリスクを無視出来るという点だ。昨今では若年層を中心に自動車の保有率がどんどんと目減りしており、ドライビングという行為そのものに注目が集まらなくなりつつある状況だ。そういった閉塞とした状況を打ち破る格好の手段として、エンターテイメント性とリアルな体験を提供できるドライビングシミュレーター系のeスポーツには是非とも頑張っていただきたいものである。

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