3月に2つのeスポーツイベント 全国eスポーツ中学生選手権大会『Pokémon UNITE』とUNIZONE 2026が開催

 eスポーツのイベントが日増しに活発になるなか、春先を告げる3月にも大きめの大会が用意されている。本記事ではそれぞれ特色の違う組織由来の2つの大会について取り上げてみる事にしよう。

第1回 全国eスポーツ中学生選手権大会「Pokémon UNITE」開催

ポケモンユナイトのロゴ

 1月16日、近畿日本ツーリスト株式会社(本社:東京都新宿区、社長:永﨑 安基、以下 近畿日本ツーリスト)は、KNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:小山 佳延)の創立70周年記念プロジェクトの一環として、第1回 全国eスポーツ中学生選手権大会「Pokémon UNITE」を、2026年3月15日(日)に開催することを発表した。本大会は、中学生向けのeスポーツ大会の活性化を目的とし、近畿日本ツーリストが提供する部活動サポートサービスの知見を活かして企画・運営を行うものとされている。

 今回の大会が「中学生選手権」として銘打たれたのは以下のような理由があるとの事だ。近年、eスポーツは競技としての発展にとどまらず、次世代を担う子どもたちの学びの場としても注目を集めている。その一方で、全国的に見ても中学生を対象としたeスポーツの全国規模となる大会はまだ多くなく、中学生が安心して挑戦できる公式な舞台は限られているのが現状だという。確かに大人向け、あるいは年齢無差別の賞金制大会が主であり、極稀に極端に若いプレイヤーがエース選手として現れるが、それはあくまで例外中の例外であると言える。

 本大会は、こうした背景を踏まえ、中学生向けのeスポーツ全国大会として、競技を通じて社会で必要とされる力を育むことを目指し、開催するものであるとしている。大会では、ルールや相手を尊重し、公正に競技へ向き合うスポーツマンシップ、状況を判断し仲間を導くリーダーシップ、そして仲間と協力しながら目標に挑戦するチームワークを重視するという。大会中は学校関係者及び保護者にも競技の様子を観戦いただける機会を設けることで、教育的意義のある種目としての「eスポーツ」に対する理解を深め、生徒の成長を見守る機会を提供するという事だ。

 このため、いわゆる「遊びの延長線上にある白熱した大会」というよりは、教育の為の資源としてeスポーツを利用しようという意図が見えるタイプのイベントである。参加募集数は先着32チームで(1チーム5名)、大会形式はブロック予選を経て準決勝・決勝を行うとの事だ。チームメンバーは中学校生徒であれば同じ中学校に所属していなくても構わないという。なお、千葉県千葉市のNTTe-Sports高等学院では学校関係者や保護者、中学生を対象とした観戦イベントを行うとの事である。こちらは定員40名となっており、有識者講演会も併せて行われる。申込みはこちらのPDFを参照との事。是非縁のある参加者がいるならば声を掛けてみてはいかがだろうか。

UNIZONE 2026は3月7日に開幕

 eモータースポーツ大会(レーシングシミュレーターを使用したeスポーツ大会)「UNIZONE(ユニゾーン)」を運営する一般社団法人日本eモータースポーツ機構(東京都千代田区、代表理事:出井宏明、以下「JeMO」)は、UNIZONE 2026のリーグスケジュールおよび参戦チームを1月21日に発表した。リーグ2年目となる今年は6チームが参戦。北は北海道から、南は熊本まで、全国各地で熱い戦いが繰り広げられる。

Unizoneの告知画像

 同イベントは「JAF MOTOR SPORTS AWARD 2025」(2025年JAFモータースポーツ表彰式)で表彰が行われた公認イベントであり、日本で唯一JAF(日本自動車連盟)が承認を行っているeモータースポーツ大会である。今回開催される大会のスケジュールは以下の通りだ。

開幕戦:2026年3月7日(土) 

第2戦:2026年5月16日(土)

第3戦:2026年6月27日(土)

第4戦:2026年8月29日(土)

最終戦:2026年10月31日(土)

 出場するチームは「岩手馬コレーシング(岩手県)」「遠州ハママツモータース(静岡県)」「恒志堂レーシング北海道(北海道)」「Saishunkan Sol 熊本(熊本県)」「東京ヴェルディレーシング(東京都)」「名古屋OJA(愛知県)」の6チームだ。チーム名を見て驚いた方もいるだろうが、サッカーのクラブチーム「東京ヴェルディ」を元にしたチームがエントリーしており、現在同団体は総合スポーツクラブとして18競技を擁しているとの事である。そのため、サッカー以外にも数多くのスポーツチームを保有しているとの事だ。恒志堂レーシング北海道はリアルのレーシングイベントである「スーパー耐久」にもエントリーしているなど、一口にeモータースポーツチームといえどその顔ぶれは千差万別だ。

 本イベントについては「YouTubeチャンネルでの視聴」もしくは「チームの拠点会場にて観覧」が行える。YouTube配信については、イベントの公式チャンネルである「UNIZONE公式YouTubeチャンネル」から生配信が行われるとの事だ。開催が近づけば専用のライブ枠が用意される形となる。

 両者ともにイベントの毛色や観戦対象・方法は特殊であるが、どちらも興味深い内容である事は変わりない。是非興味があり、そして場合によっては縁がある対象者がいるならば、紹介してみると良いかもしれない。

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