シェアする
最新ガイド

「ALGS Year 3 Split 2 Pro League」のAPAC NORTH地域の開催が3月26日に迫る中、日本のAPEX競技チームに大きな動きがありました。プロゲーミングチーム「Riddle」のAPEX部門「Riddle 456」から2名のメンバーが脱退し、新たなメンバーを受け入れ「Riddle order」という名前に変更されるとのこと。「Riddle 456」は456編成という予想外のレジェンド構成で実力を示し、APEX競技シーンで注目を浴びた日本のチームです。

この記事では「Riddle 456」、その前身である「456」がどのようなチームだったのか、456編成や解散理由、新生「Riddle order」のメンバーについてお届けします。

APEX Riddle
画像引用:@RIDDLEORDER

RiddleのAPEX部門「Riddle 456」が解散!Riddle orderへ

プロゲーミングチーム「Riddle」のAPEX部門である「Riddle 456」より、チームメンバーであるL1ng選手とへしこ選手が2023年3月16日にチームを脱退すると発表がありました。両者共に「Riddle 456」を脱退後、プロゲーミングチーム「FENNEL」に移籍するとのことです。「Riddle 456」のゆきお選手は「Riddle」に残り、新しいメンバーである1tappy選手、Mia.K選手を迎え入れてチーム名を変更し、新生「Riddle order」としてALGS Year 3 Split 2に挑みます。

「Riddle 456」は元々「456」というチーム名でALGS year2に出場。ALGS year2のスプリット1ではプロリーグ7位、プレイオフ14位という結果に。スプリット2は「Riddle」に加入し「Riddle 456」として出場し、プロリーグ13位という結果でした。順位は振るわなかったもののチャンピオンを取る回数が多く、その独特な戦術とプレイヤーの人柄に魅了されてファンが増え、日本を代表するプロゲーミングチームとして競技シーンで活躍していました。

「Riddle 456」とは?456編成を解説

「Riddle 456」は、アマチュアチーム「456」のメンバーゆきお選手、naohiro21選手、Hesiko選手が2022年2月20日にプロゲーミングチーム「Riddle」のAPEX部門に加入した際に名前を変更したものです。「456」になる前は3人はプロゲーミングチーム「Crest Gaming」で活動しており、2020年7月に「Apex Legends Global Series Summer Circuit #2」(APAC North地域)で日韓1位を獲得。その後、「Crest Gaming」を脱退して「456」として活動していました。

「456」が注目を浴びたのは競技シーンにおける独特すぎるキャラクター編成。APEXの競技シーンではほぼピックされないローバを軸に、クリプトとコースティックという一見ヘンテコなPT構成で大会に出場。あまりにも異質な編成に人々は疑問を持っていたものの、初動から最終安置への早すぎる先入り、コースティックの「Noxガストラップ」を活かした籠城、ローバの「ブラックマーケット」で物資を調達、クリプトの「ドローンEMP」でアーマーを育てるというキャラクター性能を活かした作戦で好成績を残し、人々を驚かせました。後に、この構成はチーム名から取って、”456構成”とも呼ばれる程となります。ユニークな戦術と独特な456語録に魅了され、徐々にファンが増え、「Riddle 456」は日本を代表するプロゲーミングチームの立ち位置となりました。

その後、2022年9月1日に「Riddle」のApex部門にL1ng選手が加入。Apex部門のnaohiro21選手がストリーマー部門に転向し、ゆきお選手、hesiko選手、L1ng選手の3人で「Riddle 456」として活動を続けていました。

「Riddle 456」は何故解散したの?理由は前向き

「Riddle 456」の解散理由は、ゆきお選手のyoutubeの配信でも語られている通り、競技を続けてきて結果が思うように残せなかった点にあるそうです。メンバーたちで相談を続け、「ALGS Year 3 Split 1」でも思うような結果を残せなかったため、お互いのことを考えて解散を決定したとのこと。元々、ゆきお選手は「FENNEL」に行きたかったと語っていることもあり、メンバー、チーム同士の考えや様々なやり取りを経て、日本チーム内でシャッフルされるというようなこのような移籍状況になったのでしょう。

「Riddle 456」を解散したのは「勝ちたい」という競技への真剣な気持ちがそれぞれにあるからです。「456」としてのAPEXでの競技活動は終了となりますが、「456」というチームそのものは残すとのこと。また別の機会で一緒にイベントをしたり遊ぶ可能性は高く、配信内でも「456でオーバーウォッチをしたい!」とゆきお選手は語っていました。

Riddleのメンバー変更の発表はスプリット2開始直前に行われています。「ALGS Year 3 Split 2 Pro League」のスケジュールについて詳しく知りたい方は「ALGS Year 3 Split 2 Pro Leagueが開幕!スケジュール決定」をご覧ください。

新生「Riddle order」とは?楽しみな「ALGS Year 3 Split 2」

「Riddle order」には残されたゆきお選手、「DetonatioN FocusMe」から1tappy選手、「Flora」からMia.k選手が移籍し、新たなチーム編成となっています。ゆきお選手は過去に「123」というチームに所属しており、その時に1tappy選手とチームを組んでいました。1tappy選手は超絶1VS1という大会であのYukaF選手、Euriece選手、NIRUさんを倒して優勝する対面の強さを誇り、プロ意識が高い選手です。Mia.k選手は18歳という若さですが、エイム力がありポテンシャルの高い選手です。

本番に向けて残された時間が短い中でALGS Year 3 Split 2に向けてスクリムに参加して色々な編成を試し、試行錯誤している様子が見受けられました。毎スクリムごとに話し合いを重ねて反省会を行っており、少しずつチーム力が上がっている様子に期待が高まります。新たなメンバーで心機一転した「Riddle order」のALGSでの活躍が楽しみですね。

ALGS Year 3 Split 2 Pro League Split 2 Week 1の結果を知りたい方は「ALGS Year 3 Split 2 Pro League Week 1結果速報!」も合わせてご覧ください。

まとめ

今回は「Riddle 456」と「456」の概要と456編成とは何か、解散理由、「Riddle order」のメンバーについてご紹介しました。突然の脱退発表に驚かされた「Riddle 456」ですが、その理由はAPEXの競技にかける熱い想いによるものでした。「456」メンバーは別々のチームに所属することになったものの、目指す先は変わらないのでそれぞれの選手の活躍を願うばかりです。

チームメンバーが変わったことで選手たちは新たな刺激を受け、成長していくと考えられます。ALGS Year 3 Split 2にて「Riddle order」をはじめとする日本チームがどのような活躍をしてくれるか、その目に焼き付けてください。