現在でも世界中で多くのプレイヤーに愛され続けている「Counter-Strike: Global Offensive (通称CSGO)」には、武器やナイフ、グローブなどの見た目に個性を持たせるための「スキン」というものが実装されています。CSGOのスキンでは、100円で購入できるものから数千万円を超える超高額なスキンまで存在しており、特に高額な取引が行われる際は「こんな値段で取引されるの!?」と世界中のプレイヤーが注目するほどのインパクトがあります。
本記事では、CSGOのレアスキンやこれまでに行われた超高額のスキンをご紹介いたします。CSGOのスキンがなぜ高いのか?などの理由が気になる方は最後までご覧いただけますと幸いです。
CSGOのスキンとは
2013年のアップデート以来、CSGOではさまざまなスキンが登場してきました。CSGOのスキンでは、銃やナイフ、グローブの見た目を変えることができるものの、武器の性能などは変わらず、スキンを付けることで有利になるといったこともありません。
CSGOでスキンを入手する方法は複数あり、主な入手方法は次の通りです。
- マッチ終了後、ランダムでドロップ
- マッチ終了後、スキンが入ったケース (箱) から入手
- CSGOのレベル・プライベートランクが上がる際に獲得できる
- CSGOやSteam内のコミュニティマーケットで購入する
- CSGO外のマーケットで購入する
- ベッティングなど賭けを行えるウェブサイトでスキンを賭けて戦い、勝利する
CSGOでは時に驚くような価格でスキンの取引が行われる場合があります。「Souvenir Dragon Lore」や「M4A4 Howl」、「AK47 Case Hardened」などは数百万から数千万円の価格で取引が行われました。
CSGOのスキンが高額な理由
他のオンラインゲームでも高額な値段が付くスキンやアイテムは存在します。価値が付くのには、さまざまな理由がありますが、CSGOのスキンにおいては主にその希少性が挙げられます。配布されている絶対数に限りがあり、個数が少ないスキンに関しては皆が手に入れることができないので、希少性が高くなります。ここで紹介する「消耗度」「クオリティ」「StatTrak」が完璧な状態のスキンは希少性が高くなるため、高い値段で取引されることがあります。
CSGOスキンの消耗度について
CSGOにはスキンごとに「消耗度」と呼ばれる値が設定されており、同じスキンでも見た目に違いがあります。消耗度が低いほど新しく綺麗な見た目をしており、消耗度が高いほど古くボロボロな見た目となります。基本的に消耗度が低い「未使用品 (Factory New)」に近いほど、価値が高くなります。
消耗度はスキンを獲得した際に自動で設定され、消耗度を変えることはできない仕様となっています。マッチでいくら使用しても古くなったり、ボロボロになることもありません。
CSGOスキンの消耗度の一覧は次の通りです。
- 未使用 (Factory new): 0.00~0.07
- 新品同様 (Minimal Wear): 0.07~0.15
- 実地試験済 (Field-Tested): 0.15~0.38
- かなり摩耗 (Well-Worn): 0.38~0.45
- ボロボロ・戦いで傷ついた (Battle-Scarred): 0.45~1.00
CSGOスキンのクオリティについて
CSGOのスキンには「クオリティ」が付いており、高クオリティのスキンになればなるほど人気の高いスキンとなります。スキンのクオリティは次の通りです。
コンシューマーグレード (Common)
Drop率が高く、一般的なスキン。
インダストリアルグレード (Uncommon)
コンシューマーグレードよりもかっこよく、珍しいスキン。
ハイグレード (Rare)
箱から獲得できるスキンの中で一番下のグレードで、稀にドロップする場合も。箱から当たる確率は約80%
部外秘品 (Mythical)
このクオリティから価値が付き始めます。箱から当たる確率は約15%
機密品 (Legendary)
ドロップでの入手はできなくなり、箱での入手確率も相当低く、当たる確率は約3%
秘密品 (Ancient)
機密品よりさらに入手確率が低いスキン。AK-47やM4A4、AWPなどのスキンが当てはまります。箱から当たる確率は約0.6%
秘密品+ (Exceedingly Rare)
ナイフやグローブのスキンが多く、当たれば奇跡と言えるほどの最高クオリティスキン。箱から当たる確率は約0.3%
記念品 (Immortal)
CSGOの大会などでもらえる限定のスキンとなり、箱やドロップでは入手できない特別なスキンとなります。記念品スキンには1,000万円以上の値段で取引された「M4A4 Howl」などがあります。
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CSGOスキンのStatTrakとは?
スキンの中には「StatTrak」と呼ばれるキル数をカウントする機能が付いているスキンが存在します。カウンターを見れば、その武器で今まで何人キルをしたのかがわかるようになり、売ったりトレードを行った際にはカウントはリセットされます。通常、StatTrakはノーマルのスキンより高値で取引されています。
消耗度が低く、クオリティが高く、StatTrakが付いているスキンは希少性が高くなるため、高い値段で取引されることがあります。
レア度の高いCSGO最高額スキンランキング
ここでは、世界でも珍しいCSGOスキンや今まで高額な値段で取引されたスキンを紹介しています。
1. Souvenir AWP Dragon Lore – The Cobblestone Collection
最も高い値段がついたCSGOのスキンと聞いて真っ先に思いつくのが「Souvenir AWP Dragon Lore – The Cobblestone Collection」ではないでしょうか?
こちらはとある中国のCSGOスキンコレクターが「StatTrak AK-47 Case Hardened」とともに日本円で約8,000万円以上の価格で購入いたしました。スキンの状態は「記念品クオリティ」であり、「Titan Holoのステッカーが4枚 (1枚100万円以上)」貼られ、「消耗度は0.4」と非常に豪華な状態のスキンとなっています。さらにこのスキンが箱から当たる確率はわずか250万分の1という、スキン自体を入手することもほぼ不可能というスキンとなります。
この取引はCSGOスキンの中でも最高額として記録されており、世界中のCSGOプレイヤーが注目したスキントレードとしても有名です。
2. StatTrak AK-47 Case Hardened
「Souvenir AWP Dragon Lore – The Cobblestone Collection」とともにCSGO史上最高額で取引が行われたスキンが「StatTrak AK-47 Case Hardened」となります。
上述の中国人スキンコレクターが購入する前から、約1,500万円という高額な値段で取引されており、CSGOのスキンの中で最も希少性の高いスキンの一つとなります。
StatTrak AK-47 Case Hardenedスキンの状態は、消耗度が「新品同様」で、「Titan Holoのステッカーが4枚」貼られており、クオリティは「記念品」とこちらも非常に豪華な状態のスキンとなっています。
このスキンの特徴としては、スキンの消耗度により外観が変化する銃スキンとなっており、特に青い表面が多いCase Hardenedはマーケットで「Blue Gem」と評され、専門のコレクターが存在し、非常に高価な価格で取引されています。
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3. StatTrak M4A4 Howl – The Huntsman Collection
2020年に約1,400万円で取引された「StatTrak M4A4 Howl – The Huntsman Collection」も希少性の高いCSGOスキンです。
まさに家が購入できるほどの値段で取引された理由として、現在は販売停止となっていることが挙げられます。このスキンは2014年に「Howl」という名前でAuzzii氏とsic氏により発表・リリースされ、一時は「The Huntsmanコレクション」の一部として人気のCSGOスキンとなっていました。
しかし、なんとこのスキンのデザインは盗作だったことが判明。元々はCanisAlbus氏というアーティストの作品であり、同氏はCSGOの開発・運営会社であるValve社に著作権侵害の疑いを申し出ました。これを受け、Valve社は「Howl」を販売停止、デザインを変更した上で新しく「Howl」スキンをリリースしました。販売停止とはなりましたが、旧「Howl」は現在でもCSGOのスキンとして残っており、幻のスキンとしても有名です。このような経緯から高額な価値が付けられることとなりました。
4. StatTrak Karambit Crimson Web
CSGOでは基本的に銃スキンよりもナイフスキンの方がレア度が高い場合が多く、高額な値段が付くことも多くあります。CSGOのコミュニティマーケットを確認しても$50以下で売られているナイフスキンはあまり見られません。
こちらの湾曲したデザインが特徴的な「StatTrak Karambit Crimson Web」もCSGOのスキンの中で最もレアなもの一つであり、多くのプレイヤーに好まれているスキンです。
特に消耗度が低い「未使用品」である場合は、レアリティの高さと提供数の少なさから500万円以上の値段で取引されたこともあります。
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5. AK-47 StatTrak Serpente de Fogo
銃スキンの中でもAKスキンは一般的に高い価値がつく傾向があります。特に10年前にリリースされた「AK-47 StatTrak Serpente de Fogo」は当時の箱を開封することでしか入手方法が無く、現在は取引を行う以外で入手することができなくなっています。このようなスキンは2度と手に入らないということもあり、希少性も高くなるので数十万円から100万円ほどの価値で取引が行われています。
また、当時は箱自体の値段も高価で開封したプレイヤーも少なかったことから流通している数も少なく、年々価値が上がっているスキンとなっています。
CSGOスキン まとめ
今回はCSGOのスキンについてご紹介いたしました。CSGOには魅力的なスキンが数多く存在し、コレクションとしてスキンを集めているプレイヤーも多く存在します。
注意点としては、外部のCSGOマーケットやコミュニティでスキンを取引する際は詐欺に気をつけましょう。そのサイトが本当に信頼できるものなのか、取引する相手は怪しくないかといったことや本来高額で取引されているスキンが格安の値段で売られている場合などは、十分注意するようにしましょう。
また、スキンを賭けることのできるベッティングサイトにも同様のことが言えます。賭けを行う前に、そのベッティングサイトの評判や口コミなどを確認してから賭けを行うことをおすすめします。
CSGOのスキンについてよくある質問
CSGOでスキンを入手する方法は?
CSGOでスキンを入手する方法はいくつかあり、主な入手方法は次の通りです。
- マッチ終了後、ランダムでドロップ
- マッチ終了後、スキンが入ったケース (箱) から入手
- CSGOのレベル・プライベートランクが上がる際に獲得できる
- CSGOやSteam内のコミュニティマーケットで購入する
- CSGO外のマーケットで購入する
- ベッティングなど賭けを行えるウェブサイトでスキンを賭けて戦い、勝利する
CSGOスキンの最高額は?
中国のスキンコレクターが購入した「Souvenir AWP Dragon Lore – The Cobblestone Collection」です。「StatTrak AK-47 Case Hardened」とともに日本円で約8,000万円以上の価格で購入されました。
この取引はCSGOスキンの中でも最高額として記録されており、世界中のCSGOプレイヤーが注目した最も有名なスキンでもあります。
CSGOのスキンはなぜ高額なの?
他のオンラインゲームでも高額な価値が付くスキンやアイテムは存在します。価値が付くのには、さまざまな理由がありますが、CSGOのスキンにおいては主にその希少性が挙げられます。配布されている絶対数に制限があり、個数が少ないスキンに関しては皆が手に入れることができないので、希少性が高くなります。ここで紹介する「消耗度」「クオリティ」「StatTrak」が揃っているスキンは希少性が高くなるため、高い値段で取引されることがあります。
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