シェアする
最新ガイド

フラクチャーはValorantの中でも特徴のあるマップの1つ。攻め側にはメインとなるリスポーン地点とサブリスポーン地点が存在し、2つのサイトにそれぞれ2つの方向からアクセスすることができます。ローテートの速さが重要なマップになりますね。

そこで今回はフラクチャーのValorantでの構成のおすすめやマップの特徴を紹介していきます。フラクチャーの構成はVCT Masters TokyoでEvil Geniusesがソーヴァ採用の構成を見せて、さらに新たな構成が誕生しています。この記事を参考に自分に合った構成を見つけてみてください。

フラクチャーはValorantでどんなマップ?

フラクチャー Valorant
©VALORANT@VALORANT

まずはフラクチャーがValorantでどんなマップなのかを見ていきましょう。フラクチャーは「攻撃側がマップのAサイト、Bサイトどちらに対しても防衛側を挟み撃ちにできたら?」という想い付きから誕生したマップです。過去に登場したマップのValorantの設定にはなかった形状のマップですね。

その結果から攻撃側はメインリスポーンからジップラインで反対側に渡って攻撃を開始できるサブリスポーンの両方から攻撃を仕掛けることができるようになりました。一方で防衛側はAサイトとBサイトを真ん中の開通した通路を使って行き来できるようになっています。このことからマップの形状はH型になっています。

攻撃側はどちらのサイトに挟み撃ちを仕掛けるのか、防衛側は挟み撃ちをされないためにどのようにエリアを広げていくのか、また、複数から攻撃側も防衛側も仕掛けられるためどれだけ早くローテートを行い相手のアクションに対して人数をかけられるのかが重要なマップになっています。

フラクチャーのValorantのピック率ランキング

Valorant エージェント
©VALORANT@VALORANT

次にフラクチャーのValorantのピック率ランキングを見ていきましょう。

1位レイナ
2位ジェット
3位ブリムストーン
4位セージ
5位レイズ
6位ブリーチ
7位キルジョイ
8位オーメン
9位スカイ
10位チェンバー
11位サイファー
12位デッドロック
13位フェニックス
14位ヴァイパー
15位ゲッコー
16位ネオン
17位フェイド
18位KAY/O
19位ソーヴァ
20位ヨル
21位アストラ
21位ハーバー

実はアンレート、コンペティティブ等でピック率が高いのはレイナ、ジェット、セージ。次に各インターナショナルリーグでのフラクチャーのValorantのピック率を見ていきましょう。

フラクチャーValorantピック率(パシフィック)

1位ブリーチ93.48%
2位レイズ84.78%
3位ブリムストーン78.26%
4位キルジョイ63.04%
5位ジェット32.61%
6位ヴァイパー28.26%
7位フェイド26.09%
8位ネオン21.74%
9位KAY/O19.57%
10位サイファー17.39%
11位スカイ15.22%
12位オーメン13.04%
13位アストラ6.52%
14-21位ヨル0%
14-21位フェニックス0%
14-21位レイナ0%
14-21位ソーヴァ0%
14-21位ゲッコー0%
14-21位セージ0%
14-21位チェンバー0%
14-21位ハーバー0%

チェンバーがリーグ期間中は0%でしたが、LCQではZETA DIVISIONのLazがチェンバーを使用し、圧倒的なスコアを残していましたね。

フラクチャーValorantピック率(アメリカズ)

1位ブリーチ96.88%
2位ブリムストーン90.63%
3位キルジョイ81.25%
4位レイズ62.5%
5位スカイ40.63%
6-7位ジェット25%
6-7位フェイド25%
8位ソーヴァ21.88%
9位ネオン15.63%
10位サイファー12.5%
11-13位KAY/O9.38%
11-13位ヴァイパー9.38%
11-13位オーメン9.38%
14-21位ヨル0%
14-21位フェニックス0%
14-21位レイナ0%
14-21位ゲッコー0%
14-21位セージ0%
14-21位チェンバー0%
14-21位アストラ0%
14-21位ハーバー0%

アメリカズのフラクチャーといえばEvil Geniusesのソーヴァ構成。VCT Masters Tokyoでも圧倒的な勝率を残していました。

フラクチャーValorantピック率(EMEA)

1位レイズ75%
2-4位ブリーチ65%
2-4位サイファー65%
2-4位ブリムストーン65%
5位フェイド60%
6-8位キルジョイ35%
6-8位ヴァイパー35%
6-8位オーメン35%
9-10位ヨル20%
9-10位スカイ20%
11-12位ジェット10%
11-12位KAY/O10%
13位ネオン5%
14-21位フェニックス0%
14-21位レイナ0%
14-21位ソーヴァ0%
14-21位ゲッコー0%
14-21位セージ0%
14-21位チェンバー0%
14-21位アストラ0%
14-21位ハーバー0%

EMEAでは2コントローラーを好むのかコントローラーのピック率がほかの地域よりも高くなっています。

フラクチャーのValorantの構成でおすすめは?

フラクチャーのValorantのアンレート、コンペティティブでおすすめの構成は以下の構成です。

フラクチャーはメインリスポーンとサブリスポーンがある関係から主に4つの経路の争奪戦が発生します。上記の構成であればブリーチのスタン+レイズのグレネードで経路を獲得、キルジョイのトラップで相手の動きの確認、フェイドで相手の動き+配置を確認、ブリムストーンでサイトの侵入を遅延、サイトに向けた射線を切ることができます。多くのアビリティで主要な経路に向けてアクションすることができますね。

また、これらのエージェントはアルティメットも強力。ブリーチのローリングサンダーはValorant最強のアルティメットともいわれていますね。また、フラクチャーでValorantでキルジョイのアルティメットはより一層輝きます。

Evil Geniusesがフラクチャーでソーヴァを採用

Valorant Evil Geniuses
©Evil Geniuses@EvilGeniuses

VCT Masters TokyoでEvil Geniusesがフラクチャーでソーヴァを採用し、素晴らしい運用方法を見せたことでフラクチャー×ソーヴァの評価が上がりましたね。もちろんこれまでのメタではなかったこともあり、対応が難しいということもありましたが、その勝率は圧倒的でした。

フラクチャーで最も強いといわれているキルジョイのアルティメットに対して、ブリムストーンのオービタルストライクだけでなく、ソーヴァのハンターズフューリーでもアクション出来るのは1つの強みですね。

実際にその強さからVCT Masters Tokyo以降、フラクチャーでのソーヴァ採用も流行りを見せています。VCT Champions 2023ではあのFnaticもフラクチャーでソーヴァを採用した構成を見せていましたね。

フラクチャーでのValorantのおすすめエージェント使用方法

次にフラクチャーでのValorantのおすすめエージェントの使用方法を3人のエージェントについて紹介。

ブリーチ

VCT エージェントピック率 ブリーチ
© 2023 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

ブリーチはフラクチャーにおいてエリア争いで非常に重要な役割を果たします。アビリティのフォールトラインで初動のエリア争奪を有利に進めることができます。フォールトラインとレイズのグレネードを合わせて大ダメージを狙うのも効果的。スキル合わせの簡単さも魅力の1つですね。

また、スパイクの設置ポジションに対して設置・解除妨害としてアフターショックを撃つこともできます。特に攻撃側ではうまくアビリティを設置後に残すことができていればブリーチのアフターショック+キルジョイのナノスワーム+ブリムストーンのインセンディアリーと様々な解除遅延を行うことができます。解除遅延のアフターショックはなるべく敵にキルされない位置、BアーケードやAメインで味方に守ってもらいながら撃つことをおすすめします。

Valorantのフラクチャーではブリムの空爆やキルジョイのナノスワームをどこから投げればどこで爆発させることができるのか知っておくことは非常に重要なことになります。

キルジョイ

フラクチャー Valorant キルジョイ
©VALORANT@VALORANT

Valorantのフラクチャーでキルジョイは防衛側であれば、うまく自分のアビリティを使ったり、味方からスモークをもらったりしてサイト内でとにかく耐えて味方の合流を待つことが要求されます。一方で攻撃側では相手が主要な4つの経路の内、詰めてくる経路を警戒し、可能であればキルを獲得し、生存することが求められます。サブリスポーン側にキルジョイ1人を置いて相手の詰めを管理しながら残りの4人はメイン側から攻撃を仕掛ける構図もよく見かけますね。

Valorantのフラクチャーでキルジョイ採用が多い理由の1つとなっているのがアルティメットであるロックダウンとフラクチャーの相性の良さ。Bアーケード下にロックダウンを置くことができれば、Bサイトはほとんど効果範囲内、メインとサブリスポーン側を取得していれば相手はCT側に引くことしかできません。

CT側に引くとしてももしタワー側にいればその移動を狙ってキルすることもできます。アフターショックだけではロックダウンを破壊することができなくなったこともあり、キルジョイであればアルティメットがたまるごとに圧倒的に有利にサイトを掌握することができます。キルジョイはValorant初心者にもおすすめのエージェントです。

フェイド

valorant フェイド
© 2023 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

3人目にフラクチャーでのValorantのおすすめエージェントの使用方法を紹介するのがフェイド。フェイドは索敵をうまくしながら相手の情報を獲得することが主な仕事になります。しかし、防衛側ではそれだけではなくシーズとレイズのグレネードを組み合わせた確殺のスキル合わせを簡単に行うことができます。

また、過去にはシーズとオービタルストライクのスキル合わせを見せてくれたプロゲーミングチームもいました。とにかくダメージアビリティを持っているエージェントが採用されやすいValorantのフラクチャーではフェイドのシーズとの組み合わせは非常に強力なものとなっています。

フラクチャーの重要ポジション

フラクチャー Valorant
©VALORANT@VALORANT

最後にフラクチャーをValorantでプレイするうえで重要といわれているポジションを紹介していきます。

Aサイトロープ下

最初に紹介するのはAサイトのロープ下。自動で開閉するドアの位置にあるポジションですね。Aサイトのリテイクを仕掛ける際には必ず最初に取っておきたいポジションともいわれています。オープン設置が見えるポジション、クローズ設置でも徐々にエリアをクリアしながらリテイクに迎えるポジションになっています。

Aサイトパラボラ

次にValorantのフラクチャー重要ポジションとして紹介するのがAサイトパラボラ。パラボラしか取れていない状況であればパラボラから降りる必要があり、非常に不利になってしまいますが、Aメイン、ロープ下のポジションを獲得することができていれば非常に重要な射線を作り出すことのできるポジションとなっています。

パラボラの奥からValorantのフラクチャーではブリムの空爆を行うこともできますね。

Aサイトメイン

最後にAサイトの重要ポジションとして紹介するのがメイン。フラクチャーでAサイトを攻めるにはロープ下、パラボラ、メインのどれかは必ず確保する必要があります。オープン設置、クローズ設置どの設置に対してもメインを獲得していれば射線を通すことができます。

Bサイトタワー

Bサイトの重要ポジションとしてまず紹介するのがタワー。設置ポジション全体を除くことができる非常に強力なポジションになっています。攻撃側はタワーを獲得するためにグレネードやアフターショック、フォールトライン、ナノスワームなど様々なアビリティを使用してきますね。

また、タワーではショーティやバッキー、ジャッジなどのショットガンを強力に運用することができます。ぜひタワーを守る際にはショットガンの運用も検討してみてください。

Bサイトアーケード

最後にValorantのフラクチャーの重要ポジションとして紹介するのはBサイトアーケード。特にこのポジションはアルティメットをキルジョイ、ブリーチが保持している際の重要ポジションになります。

これら2つのアルティメットをアーケードの地下から発動させることであっという間にBサイト全体を掌握することができます。そのため、相手にこの2つのアルティメットがあるという時はBサイトを開ける判断か、思い切ってBサイトのアーケードにアクションを仕掛ける必要があります。

また、Bサイトアーケードの地下からはブリーチのアフターショックなどを使ってスパイクの設置・解除遅延を行うこともできます。

まとめ

今回はフラクチャーがValorantでどんなマップなのかを紹介してきました。ValorantのフラクチャーはメインとサブのリスポーンがあるValorantで唯一無二のマップでしたね。また、VCT Masters TokyoでのEvil Geniusesの活躍もあり、ソーヴァという新たなメタも登場したマップでした。

プレイヤーの皆さんはぜひ今回紹介したフラクチャーの構成やエージェントの運用方法を参考にしてみてください。また、Valorantはクロスヘアなどもプロの設定が公開されていたりするので気になって人はぜひそちらもチェックしてみてください。