シェアする
最新ガイド
FF14_ファンフェス_02
© SQUARE ENIX

『ファイナルファンタジーXIV(通称:FF14)』のファンイベント「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2024 in 東京(以下、FF14ファンフェス in東京)」が2024年1月7日、8日に行われました。前回のファンフェスは2021年のデジタルファンフェスで、コロナ禍ということを考慮してオンライン上で行われた為、現地での開催は約5年ぶり。更に、 2019年のファンフェスティバルの銀テープに書いてあった、”次回は東京ドームで会いましょう”の言葉を実現した、「東京ドーム」というゲームタイトルのファンフェスティバルとは思えない大きな会場での開催ということもあり、開演前の会場は期待と緊張と興奮に包まれていました。

この記事では、「FF14のファンフェスティバル2024 in Tokyo」の現地レポートをお伝えしていきます!

【FF14ファンフェス】ピクトマンサーに歓声!「黄金のレガシー」フルトレーラーが完成!

FF14_ファンフェス_01
© SQUARE ENIX
FF14_ピクトマンサー
© SQUARE ENIX

「FF14ファンフェス in東京」の開幕は、次期拡張パッケージである「黄金のレガシー」のフルトレーラーにて始まりました。前回のファンフェスにて新しいメレージョブである「ヴァイパー」が発表され、今回は新しくキャスターのジョブが発表されるとのことで、光の戦士たちの目線はスクリーンに釘付けに。

トレーラー終盤にてクルルが絵の具のパレットを手にし、筆を一振りした映像が流れた瞬間、会場は歓声に包まれました。クルルのジョブは新しいキャスタージョブ「ピクトマンサー」。過去作ではFF6にて登場しており、魔具の筆を武器として、描いた生物や武器、風景を具現化して戦う遠隔魔法DPSとのことです。ピクトマンサーは蘇生魔法は持っておらず、味方を支援するスキルは持っているとのことから、黒魔導士、召喚士、赤魔導士といった今現在実装されているキャスターたちとはまた違ったポジションになりそうです。

他にも、ロスガル♀の実装の発表や新ロケーション「ソリューション・ナイン」、「ヘリテージファウンド」、新たな生活系コンテンツ「コスモエクスプローラー」、新8人レイド「至天の座 アルカディア」、新たな絶シリーズ「絶もうひとつの未来」といった新しい情報が次々と発表され、会場は大盛り上がりとなりました。

【FF14ファンフェス】「フォトスポット」ではしゃぐ光の戦士たち。余輩のナーマにもなれる!?

FF14_ファンフェス_05
© SQUARE ENIX
FF14_ファンフェス_06
© SQUARE ENIX
FF14_ファンフェス_10
© SQUARE ENIX
FF14_ファンフェス_07
© SQUARE ENIX

「FF14ファンフェス in東京」では、観賞するだけでなく、光の戦士たちが現地で楽しめる色々なコンテンツが用意されています。その中でも、SNSで話題となったのはフォトスポット。ゲームの中の名シーンのイメージを表現した、大きなパネルと共に記念撮影ができるというものです。

『蒼天のエオルゼア』からは薪を運ぶアルフィノ、エスティニアン、イゼルと共に撮影できるスポット、『紅蓮のリベレーター』からはアジムステップに住むアウラ「マグナイ」の余輩のナーマになれるスポット、『暁月のフィナーレ』からはエルピスの花畑の中でエメトセルクとヒュトロダエウスと撮影できるスポット、『黄金のレガシー』からはヴァイパーの剣を持って、髪をアップにした主人公ヒロシと撮影ができるスポットが存在していました。他にも、各拡張パッケージのアートや水晶公と杖といった様々なフォトスポットがあり、光の戦士たちは思い思いのポーズで楽しそうに撮影をしていました。

ちなみに、ミラプリ(コスプレ)してファンフェスに参加している方もいました。FF14のミラプリについて詳しく知りたい方は「FF14のミラプリとは?やり方とおすすめミラプリの探し方」の記事も合わせてご覧ください。

【FF14ファンフェス】出張版「エオルゼアカフェ」で小休憩。お腹と心を満たす

FF14_ファンフェス_04
© SQUARE ENIX

お腹がすいたら、出張版「エオルゼアカフェ」へ。こちらは、普段は中々エオルゼアカフェに行けない遠方の光の戦士たちには特に嬉しいフードコーナーです。東京ドーム限定のメニューが並び、エオルゼアカフェの店舗同様、1品頼むとコースターが1枚ランダムで付いてきます。フードと飲み物、スイーツが用意されており、目で見て楽しく、写真映えするメニューになっています。

フードコーナーの受け渡し場所の近くでは撮影用の場所が用意されているのも嬉しい心遣い。筆者はお土産セットについてきたアクリルスタンドと共に記念撮影をし、エオルゼアカフェを堪能しました。

【FF14ファンフェス】「リアルトレジャーハント」は長蛇の列…!宝物をゲットせよ

FF14_ファンフェス_03
© SQUARE ENIX

アクティビティの中でも長蛇の列となっていたのは、「リアルトレジャーハント」。格好良い名前ではあるものの、ただ1分間ガチャガチャを回し続けるだけというものなのですが、このガチャガチャで入手できる缶バッジはファンフェス限定とのこともあり、光の戦士の目は本気そのもの。

当日は100分超えの待ち時間となるほど、人気のアクティビティでした。1分間にガチャガチャを回せた回数は人によって異なり、最大10回という人や5回、6回とバラバラで、推しを求めて交換している姿も見受けられました。筆者は大好きなファットキャットを入手できたので、宝物にしようと思います。

尚、ゲーム内でのトレジャーハントは金策に良いコンテンツです。FF14の金策について、より詳しく知りたい方は「【FF14】金策とは?初心者も金策できる方法を解説」の記事も合わせてご覧ください。

【FF14ファンフェス】「声優さんと振り返る名シーン」の熱演に涙……

FF14_ファンフェス_12
© SQUARE ENIX

「FF14ファンフェス in東京」の二日目では、「声優さんと振り返る名シーン」というコーナーも。なんと、暁のメンバー(サンクレッド役の中村悠一さん、ヤシュトラ役の茅野愛衣さん、ウリエンジェ役のKENNさん、アルフィノ役の立花慎之介さん、アリゼー役の村川梨衣さん、タタル役の伊瀬茉莉也さん、エスティニアン役の浜田賢二さん、グラハティア役の内田雄馬さん)に加えて、リーン役の市ノ瀬加那さん、ヴェーネス役の井上喜久子さんという豪華声優陣をお招きし、実際に会場で生アフレコをしてくれるという贅沢なコーナーです。なんとこのコーナー、台本は用意されていたものの、リハーサルはなく一発本番とのこと。始める前、声優さんたちは少々動揺気味に見えたものの、スタートしてからは流石プロ!という素晴らしい演技と対応力を発揮し、客席はその様子に圧倒されました。

数々の名シーンがスクリーン上に映し出され、それを声優さんたちが生で演じてくれるというだけでもファンにとって非常に嬉しいことですが、更に今回の台本は今回限りの特別仕様で書き下ろしもあるとのこと。筆者自身もグッとくる名シーンの数々と声優さんたちの熱演により、何度も目頭が熱くなりました。

名シーン後の雑談も面白く、声優さんたちが自身の演じるキャラクターに対し、どのような理解の元で演じられたのかという真面目な話題から、FF16のバルナバスが中村悠一さんにそっくり!という話題や、今後プレイヤーキャラクターの声を声優さんたちが増やしてくれるかも…!?という嬉しい話題まで、多岐にわたった興味深く楽しいトークが繰り広げられました。

その中でも、筆者の心に残ったのは井上喜久子さんの「声優というお仕事をする上で、絶対にしてはならないことなのですが、ヴェーネスというキャラクターがあまりにも難しくて、全て録り終わった後で、もう一度最初から録り直しをお願いしたんです」という驚きの告白。一度全てを録り終えたことで、ヴェーネスというキャラクターへの理解がより深まったとおっしゃっていて、井上さんの演じるキャラクターに対する熱い思いに深い感銘を受けました。

ヴェーネスは、『暁月のフィナーレ』のキーキャラクターでもあり、これまでの『新生エオルゼア』から『暁月のフィナーレ』までの全ての作品を通して見ても、非常に重要な位置付けのキャラクターです。ご本人は声優として凄く恥ずかしいことで、してはならないことだと何度も言われておりましたが、1度録り終えたものをもう1度、となると声優さんにとっても大変な筈です。声優として大ベテランである井上さんが、そんな苦労も厭わず、真摯にヴェーネスを演じてくれたということを聞いて、光の戦士として非常に嬉しくなり、また、有り難さを感じたのでした。

【FF14ファンフェス】ピアノコンサートとロックライブを東京ドームで楽しめるゲームタイトルが、かつてあっただろうか…

 

「FF14ファンフェス in東京」の1日目と2日目のフィナーレを飾ったのは、スペシャルライブです。1日目はkeikoさんによるピアノコンサート、2日目はTHE PRIMALSによるロックバンドライブとなっています。

1日目はkeikoさんによるFF14楽曲のピアノコンサートが行われ、多くの光の戦士の心を鷲掴みにした楽曲「冥き水底 ~テンペスト:深部~」からはじまりました。次の曲「目覚めの御使い ~ティターニア討滅戦~」では、FF14の数々の楽曲でボーカルを担当するアマンダ(AmandaAchen)さんが登場し、ピアノと女性ボーカルの美しいハーモニーをドーム中に響かせ、観客を魅了しました。その後、「命の天秤 ~輝ける神域 アグライア~」、「迷宮 〜ラヴィリンソス:昼〜」……と『漆黒のヴィランズ』、『暁月のフィナーレ』の楽曲の演奏が続き、「迷宮 〜ラヴィリンソス:昼〜」ではFF14の楽曲の多くを作曲する祖堅さん(祖堅正慶)がオタマトーンを持って登場。今回もまたオタマトーン奏者としての腕を披露し、keikoさんのピアノと共に楽しげな雰囲気で会場を湧かせました。ピアノコンサートの最後は「Flow」をアマンダさんを交えて演奏。ムービーに加え、東京ドームに響き渡る美しいピアノの音色とアマンダさんの歌声は涙を誘い、多くの光の戦士たちに感動を届けました。

続いて2日目、「FF14ファンフェス in東京」の最後を飾るのはTHE PRIMALS(ザ・プライマルズ)によるFF14楽曲のロックバンドのライブです。今回のライブでは、久々の声出し解禁ということで、メンバーの名前を呼ぶ声や大きな歓声と掛け声が幾度も飛び交い、光の戦士たちがライブを心から楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきました。

ライブは「ローカス ~機工城アレキサンダー:起動編~」からはじまり、「忘却の彼方 ~蛮神シヴァ討滅戦~」で会場の熱はどんどん上昇します。更に、『暁月のフィナーレ』の8人レイドである、万魔殿パンデモニウムの楽曲「Scream ~万魔殿パンデモニウム:煉獄編~」と「‎White Stone Black 〜万魔殿パンデモニウム:煉獄編〜」が続きます。今回のライブのセットリストは『暁月のフィナーレ』の楽曲を中心としつつも、蒼天、紅蓮、漆黒の中から光の戦士たちが好きな楽曲を上手く選んでくれていて、非常に豪華でした。

中盤ではジェイソン(JasonCharlesMiller)さんが登場し、「To the Edge  ~ウォーリア・オブ・ライト討滅戦~」と「Close in the distance  ~ウルティマ・トゥーレ~」を熱唱。ジェイソンさんの格好良い歌声とプライマルズの演奏は迫力と凄みがあり、痺れました。更にはアマンダさんまで舞台に登場し、「Flow Together」を生で聴くことができ、大興奮で感情が迷子に…。そんな興奮が覚めやらぬ中、『暁月のフィナーレ』の主題歌である「EndWalker」のイントロが鳴り、トレーラー映像と共にジェイソンさんとアマンダさん、ヴァイオリン奏者の伊藤さんがトレーラーに合わせて次々と登場して歌い、演奏をしてくれるという豪華なコラボ仕様で追い打ちをかけてきます。あまりにも豪華で夢のような生演奏は、光の戦士たちの心に強く残ったのではないでしょうか。

ここでひと段落…と思いきや、白虎の着物を身にまとった謎の大物演歌歌手(FFXIVのプロデューサー兼ディレクター:吉田直樹さん)が登場し、「天つ風 ~白虎征魂戦~」を素晴らしい歌声で歌い上げます。更には、「ロングフォール ~異界遺構 シルクス・ツイニング~」にて開発スタッフのおじさんたちがネットミームにもなったダンスを披露し、会場は笑顔に包まれます。そして、プライマルズライブ名物の「ライズ ~機工城アレキサンダー:天動編~」での時間停止ギミックも東京ドームで完遂……!事前の打ち合わせ一切無しで、場内の光の戦士たちが一斉に曲の途中でピタリと止まるのは圧巻です。涙あり、笑いありのとにかく盛り沢山なライブで、東京ドームという大きな会場で沢山の光の戦士たちと共に素晴らしい生演奏と生歌を聴けたことは、この上なく幸せな時間となりました。

まとめ

FF14_ファンフェス_11
© SQUARE ENIX
FF14_ファンフェス_08
© SQUARE ENIX

この記事では、「FF14ファンフェス in東京」のレポートをお届けしました。尚、ファンフェスにはここでは紹介しきれないような沢山のコーナーやアクティビティがまだまだあります。色々な層に向けた準備をしてくれているため、何を見るか、何をするかを取捨選択しながらスケジュールを組み、参加者が思い思いのファンフェスを楽しめるというのもファンフェスの良い点です。

東京ドームという大きな会場で大好きなゲームのイベントを2日間、思う存分楽しめるという、夢のような時間を過ごすことができ、よりFF14を好きになった方も多いのではないでしょうか。ゲームの開発に加えて、ファンフェスティバルの準備までして下さった運営や開発、そして携わって下さった全ての人々に感謝を伝えたいです。

会場にいる人々が全て光の戦士で、いつかどこかでゲーム上で一緒に戦ったことのある人かもしれない…そんな気持ちになるのもまた、オンラインゲームの良いところです。次期拡張パッケージの「黄金のレガシー」の続報を待ちつつ、次のファンフェス開催も楽しみにしていましょう!