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VCT Masters Shanghaiのプレイオフが2024年5月30日から開幕。スイスステージからかなりの激戦続きでプレイオフも楽しみな試合ばかりですね。そんなプレイオフは今大会から新たなシステムを採用。各リーグ1位のシードチームが抽選で順番を決め、1回戦で対戦するスイスステージから勝ち上がってきたチームを指名することができます。

そこで今回はVCT Masters Shangahiのプレイオフ結果について紹介していきます。見事優勝したのはGen.G Esports。2大会連続グランドファイナル進出でついにパシフィック地域から国際大会王者が誕生しました。

VCT Masters Shanghai Gen.G Esports 2
©VCT Pacific@vctpacific

VCT Masters Shanghaiプレイオフ出場チーム

VCT Masters Shanghai プレイオフ組み合わせ
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

VCT Masters Shanghaiのプレイオフに出場するのは以下の8チーム。

VCT Masters Shangaiスイスステージの結果については以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

こちらの記事もチェック: VCT Masters Shanghaiスイスステージ結果まとめ!

VCT Masters Shanghaiプレイオフ結果

ここからはいよいよVCT Masters Shangahiプレイオフの結果を紹介。

100 Thieves vs FUT Esports

100 ThievesマップFUT Esports
13アイスボックス2
13バインド5
-アセント-

Fnatic vs Gen.G Esports

FnaticマップGen.G Esports
13ロータス10
10バインド13
11ブリーズ13

Paper Rex vs G2 Esports

Paper RexマップG2 Esports
13スプリット7
10ロータス13
5バインド13

EDward Gaming vs Team Heretics

EDward GamingマップTeam Heretics
6サンセット13
3スプリット13
-ブリーズ-

FUT Esports vs Fnatic

FUT EsportsマップFnatic
5スプリット13
13ロータス8
13アセント3

Paper Rex vs EDward Gaming

Paper RexマップEDward Gaming
13バインド11
13サンセット6
-スプリット-

100 Thieves vs Gen.G Esports

100 ThievesマップGen.G Esports
10アイスボックス13
10アセント13
-ブリーズ-

G2 Esports vs Team Heretics

G2 EsportsマップTeam Heretics
7アイスボックス13
13アセント11
13ロータス4

100 Thieves vs Paper Rex

100 ThievesマップPaper Rex
13ブリーズ5
10サンセット13
14アイスボックス12

Team Heretics vs FUT Esports

Team HereticsマップFUT Esports
13バインド7
13サンセット4
-アイスボックス-

G2 Esports vs Gen.G Esports

G2 EsportsマップGen.G Esports
8ロータス13
10アセント13
-アイスボックス-

100 Thieves vs Team Heretics

100 ThievesマップTeam Heretics
13バインド15
1サンセット13
-アイスボックス-

G2 Esports vs Team Heretics

G2 EsportsマップTeam Heretics
2バインド13
6アイスボックス13
8ロータス13
-スプリット-
-ブリーズ-

Gen.G Esports vs Team Heretics(グランドファイナル)

Gen.G EsportsマップTeam Heretics
13ブリーズ6
9アイスボックス13
9アセント13
13ロータス4
13スプリット3

100 ThievesがFUTを一蹴

VCT Masters Shanghai 100 Thieves
©VALORANT Esports NA@valesports_na

VCT Masters Shangahiプレイオフの第1試合目はNA1位の100 ThievesとEMEA3位のFUT Esportsの対戦。まだ今シーズンの100 Thievesの試合を見れていなかったという人はこの試合を見てなぜ100 Thievesが今大会の優勝候補に挙げられているのか分かったのではないでしょうか。

1stマップ・アイスボックスでは撃ち合いに定評のあるFUT Esports相手に100 Thievesが撃ち合いでも戦術面でも圧倒。前半防衛スタートで100 Thievesがほとんど設置すらさせることなく完封。11-1で折り返すこととなりました。後半ピストルラウンドをFUTがcNedの好プレイで取得するものの2ndで100 Thievesがスリフティ。13-2で圧勝しました。

続く2ndマップ・バインドも100 Thievesの超得意マップで13-5とFUT Esportsを圧倒していきました。中でも目立ったのがCryocells。マルチキルを量産、完璧なアビリティ合わせでバインドでは32キル11デスのACS452を記録しました。

Gen.G Esportsが2大会連続無敗でグランドファイナル

VCT Masters Shangai Gen.G Esports
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

VCT Pacific 2位でスイスステージから無敗で勝ち上がってきたGen.G Esportsがプレイオフでも躍進。Fnatic、100 Thieves、G2 Esportsと強豪チームを倒し、VCT Masters Madridに引き続き無敗でグランドファイナル進出を決めました。

アッパーファイナルのG2 Esports戦のアセントでは「t3xture×Bメイン×オペレーター」の最強プレイが再び見られましたね。グランドファイナルに向けてチームの仕上がりも十分。Madridでは負けている時の立て直しが上手くできなかったと敗戦を喫しましたが、今回はどうなるでしょうか。

勢いが止まらないTeam Heretics

VCT Masters Shanghai Team Heretics 1
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

Team Hereticsは今大会にリーグでチームトップの活躍を見せたMiniBooが出場できないと大会開始前は不安視もされたチーム。しかし、そんな不安も消し飛ぶような完璧な連携を見せグランドファイナル進出を決めました。

vs 100 Thieves

ローワーファイナルの100 Thieves戦では1stマップのバインドはオーバータイムまでもつれ込む接戦。このまま接戦になるかと思いきや2ndマップのサンセットでは撃ち合い・アビリティの連携・戦略のすべてで上回り、13-1で圧勝。

Wo0tはサンセットで22キル8デス、ACS414の大活躍。わずか14ラウンドで22キルは恐ろしいですね。

vs G2 Esports

今大会3度目のマッチアップとなったTeam Heretics vs G2 Esports。スイスステージ、アッパーセミファイナルではともに2-1でG2 Esporstが勝利しています。しかし、ローワーファイナルでは1stマップのバインドからTeam Hereticsが圧倒。前半10-2の折り返しで、100 Thieves戦の活躍もあり、ホームのような大歓声。

第15ラウンドでは2vs3の人数不利でTeam Hereticsのリテイクがスタート。Wo0tがブラストパックでサイトの窓からエルボーのクリアリングをするとガーデンの2人をブルドックで一掃。ショーストッパーアップでエルボーのプレイヤーをキルしてマップ取得。まさに一瞬のひらめきで勝利してきました。スコアはACS360のヘッドショット率が驚異の59%。

2ndマップのアイスボックスでは第17ラウンドに再び人数不利。クナイ残り1本と追い詰められた状況からキル獲得でクナイの本数を回復すると一気にマルチキル獲得でチームを救いました。また、Wo0t以外にも最強のFAとなったpaTiTekなどのクラッチも量産でマップカウント3-0で勝利。1HPで2-4のエースクラッチを決めたシーンは痺れましたね。

Gen.G Esportsがパシフィックから初の国際大会優勝

VCT Masters Shanghai 優勝
©VCT Pacific@vctpacific

Mastersで2大会連続無敗でグランドファイナル進出を決めたGen.G Esportsがついにパシフィック初の国際大会王者に輝きました。グランドファイナルでは最も自信があったアセントを9-13で敗れ、先にマッチポイントを取られるという苦しい展開もありました。

しかし、VCT Masters Madridのグランドファイナルでできなかった負けている・苦しいときでも笑顔を見せて、チームの雰囲気を保ってプレイするということを今大会のグランドファイナルでは見せてくれました。その成果もあってか最終マップのスプリットでも笑顔が見えて、Team Hereticsを圧倒。ついにパシフィックに国際大会の優勝トロフィーが届くことになりました。

試合終了後にはMeteorがTNL Esports、NORTHEPTIONそしてGen.G Esports加入してからの1年間コーチとして支えてたbailに対する感謝の気持ちも述べており、NORTHEPTION時代の活躍を見ていた人にとっては感慨深いものがありましたね。

まとめ

今回はVCT Masters Shanghaiプレイオフの結果について紹介してきました。今大会では2大会連続でアッパー側からグランドファイナルに進出したGen.G Esportsが見事優勝。ついにパシフィック地域から国際大会王者が誕生しました。

どの試合も接戦だったり、スーパープレイの数々で見ごたえのある大会でしたね。そして6月15日からはVCT Pacificステージ2が開幕。開幕戦はZETA DIVISION vs DRX。そして16日にはGen.G Esportsが登場。Gen.Gにはかなりハードなスケジュールですが、素晴らしい試合を見せてくれることは間違いないでしょう。