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APEXのシーズン16を迎えてから行われた国際大会では、今までのシーズンと比べてレジェンドの構成に大きな変化が見られました。シーズン16ではクラスシステムが大幅に変更されるアップデートが行われ、それぞれのクラスに明確な役割が生まれ、レジェンドの性能だけでなくクラスのバランスといったことも考慮する必要性が出てきました。

この記事では、シーズン16はじめての国際大会となる「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のAPAC-NORTH地域の大会内容を元に、レジェンド構成や現在のメタを解説していきます。どのレジェンドを使用するかやPTの構成で悩んでいるという方は、是非ご参考にして頂ければと思います。

APEXの大会「ALGS」でのレジェンド構成から見るメタとは?

「ALGS Year3 Split2 Pro League week1(2023年3月26日開催)」のAPAC-NORTH地域でのレジェンド構成、現状のメタをご紹介します。ランクマッチを固定PTでプレイするというプレイヤーは特に、ご参考にしてみてください。

シーズン16APEX大会のレジェンドの使用率が気になるという方は、「【ALGS Year3 Split2 Pro League】APEX大会のレジェンド使用率 」を合わせてご覧ください。

S16メタ構成:第1位「ヴァルキリー・バンガロール・シア」編成

ALGS_レジェンド構成_メタ
引用:Electronic Arts Inc.

「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のレジェンド構成で最も多かったのは、「ヴァルキリー・バンガロール・シア」の構成です。ワールズエッジでは20チーム中5チーム、ストームポイントでは20チーム中8チームがこの編成でした。

アサルトクラスのバンガロールを入れているチームは主に火力が高く、ファイトに自信があるチームが多い印象です。安置内に先入りするというよりはヴァルキリーウルトを使用しながら部隊状況を把握してリング内に後入りしつつ、ファイトで良い場所を確保するという立ち回りがメインです。バンガロールはウルト、スモークで牽制、防御が可能で、シアのウルトとも相性が良いため同時に採用されることが多くなっています。

初戦でチャンピオンをとったFNATICもこの構成を使用しています。FNATICの独占インタビューを見たいという方は「FNATIC Apex Legend部門へEsports.netが独占インタビュー!」もご覧ください。

S16メタ構成:第2位「ヴァルキリー・カタリスト・シア」編成

ALGS_レジェンド構成_メタ
引用:Electronic Arts Inc.

シーズン16メタ構成第2位は、「ヴァルキリー・カタリスト・シア」の構成です。「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のワールズエッジでは20チーム中4チーム、ストームポイントでは20チーム中3チームがこの編成となっていました。

ヴァルキリーとシアは第1位と変わらず、違いはバンガロールかカタリストかという点です。カタリストはシーズン16よりコントローラークラスに振り分けられ、調査ビーコンで次の安置収縮を見ることができます。カタリスト採用チームは主に、ビーコンで見た安置を参考に先入りをして順位を稼ぐ安全なムーブでポイントを盛るという動きが見られました。カタリストはコントローラークラスながら屋外でも活躍の可能性があり、ピンチな状況や乱戦中にウルトが役立つ場面が多く見受けられました。

S16メタ構成:第3位「ヴァルキリー・カタリスト・クリプト」編成

シーズン16メタ構成第3位は、「ヴァルキリー・カタリスト・クリプト」の構成です。「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のワールズエッジでは20チーム中2チーム、ストームポイントでは20チーム中1チームがこの編成を採用していました。

索敵キャラクターとしてシアの次点で多かったのはクリプトで、ドローンで改良型調査ビーコンを安全に使用できたり、周囲の部隊の把握をリスクを最小限にして行えるのが強みです。コントローラークラスのカタリストで安置を見つつ、クリプトで周囲部隊をチェックしてから次の動きを考えるといった堅実な立ち回りができます。

S16メタ構成のその他多かった構成

「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」で上記の構成以外で多く見られた構成は、「ヴァルキリー・クリプト・ワットソン」編成、「ニューキャッスル・バンガロール・ワットソン」編成が挙げられます。

「ヴァルキリー・クリプト・ワットソン」編成はコントロールクラスのカタリストの代わりにワットソンを採用したもので、先入りしてフェンスを立てて付近のエリアを守るというポイント重視な立ち回りがメインです。

ストームポイントで2チームが採用していた「ニューキャッスル・バンガロール・ワットソン」編成は、珍しくサポートクラスのニューキャッスルを編成したものになっています。ニューキャッスルのパッシブを利用した移動蘇生が輝いた場面やウルト「キャッスルウォール」の壁が良い仕事をしてチャンピオンを取る場面も見られました。

APEXの大会「ALGS」でのレジェンド構成集計結果

「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のPT構成の集計結果は以下の通りです。ワールズエッジが舞台の1試合目とストームポイントが舞台の4試合目を元に集計を行っております。

・ワールズエッジのPT構成

レジェンド構成チーム数
ヴァルキリー・バンガロール・シア5
ヴァルキリー・カタリスト・シア4
ヴァルキリー・カタリスト・クリプト2
ヴァルキリー・クリプト・ワットソン2
ヴァルキリー・バンガロール・ワットソン1
ヴァルキリー・クリプト・レイス1
ヴァルキリー・クリプト・バンガロール1
ヴァルキリー・ホライゾン・ヒューズ1
ホライゾン・バンガロール・シア1
ホライゾン・バンガロール・クリプト1

・ストームポイントのPT構成

レジェンド構成チーム数
ヴァルキリー・バンガロール・シア8
ヴァルキリー・カタリスト・シア3
バンガロール・シア・カタリスト2
ヴァルキリー・ニューキャッスル・ワットソン2
ヴァルキリー・クリプト・レイス1
ヴァルキリー・クリプト・カタリスト1
バンガロール・ホライゾン・クリプト1
ヴァルキリー・バンガロール・ブラッドハウンド1
ジブラルタル・クリプト・ワットソン1

シーズン16クラスシステムのメタの傾向

APEX_カタリスト
引用:Electronic Arts Inc.

「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のPT構成をみたところ、移動要員としてスカ―ミッシャー、索敵要員としてリコンはほぼ必須で編成されていました。この2つのクラスに加えて、コントローラークラスを採用して調査ビーコンを使用し安置を読んで先入りするか、アサルトクラスを採用してファイトで勝利して後入りしていくといった傾向が見られました。コントローラークラスはカタリストが多く採用され、今までの大会とは異なる編成が流行っている印象を受けます。

スカ―ミッシャー枠は殆どのチームがヴァルキリーを採用しており、少ないですがレイス、ホライゾンを採用するチームもいました。リコン枠はシアもしくはクリプトが多く、シーズン16でリワークされたブラッドハウンドは殆ど見られませんでした。アサルトクラスはバンガロールの採用率が非常に高く、コントローラークラスはカタリスト、次点でワットソンが多くなっているという傾向でした。

まとめ

この記事では、APEXシーズン16の大会でのレジェンドの構成やメタについて解説しました。「ALGS Year3 Split2 Pro League week1」のAPAC-NORTH地域では「ヴァルキリー・バンガロール・シア」構成が非常に多くのチームに採用され、次点で「ヴァルキリー・カタリスト・シア」が多いという結果に。別のクラスをバランス良く構成するチームが多く、クラスシステムのリワークの影響を感じる結果となりました。

大会はまだはじまったばかりなので、今後更に構成が変わっていく可能性も少なくありません。この先メタがどのように変化していくか、開催中のALGSを応援しながら注目していきましょう。