APEXの公式世界大会「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals(APAC NORTH地域)」が2023年5月6日に開催されました。プロリーグの最後となるリージョンファイナルは、グループA~Cの上位20チームが参戦し、マッチポイント形式で行われます。日本チームが属するAPAC NORTH地域で行われた前回大会のスプリット1リージョンファイナルでは、過去最長の13試合目でようやく決着がつくという状況に。スプリット2ではどのような試合模様となるのか、注目が集まりました。
この記事では、「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」の結果速報とハイライト、総合ポイントの結果をご紹介していきます。
「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」の1試合目結果


「ALGS Reginal Finals」初戦はストームポイントが舞台となり、「Riddle order」と「Enter Force.36」が初動のランドマーク被りで戦闘に。付近に降りていた「Circus」と3部隊で牽制し合うという場面から開幕しました。
試合の終盤はリングが刻一刻と迫る中で、あらゆる所で乱戦状態となり、1部隊ずつ減っていくという状況に。「FUN123」と「Kinotrope Gaming」の2部隊が残り、「Kinotrope Gaming」が有利なポジションを獲得。リングに追われながら移動し、負傷していた「FUN123」に攻撃を仕掛ける「Kinotrope Gaming」でしたが、「FUN123」のフォーカスの合わせ方と圧倒的火力を前に破れ、1試合目は「FUN123」がチャンピオンを獲得しました。
前週に行われたWeek4の結果を見たいという方は「ALGS Year3 Split2 Pro League Week5 結果速報!」も合わせてご覧ください。
「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」の2試合目結果


「ALGS Reginal Finals」2戦目は、ラスト「FUN123」「PULVREX」「FNATIC」の3部隊が建物の地下、中、上と分かれて最終リングの縮小がはじまるまで一時停戦へ。リング縮小と共にクリプトEMPと空爆が発動し、ファイトがはじまります。
目で追えないようなスピード感でファイトが行われる中、ジブラルタルの空爆が刺さり周囲に大ダメージを与えていきます。どのチームが勝利するかわからないような中で、なんと「FUN123」が2連続チャンピオンをもぎ取りました。
「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」の3試合目結果


「ALGS Reginal Finals」3戦目はワールズエッジが舞台に変更となります。「Riddle order」と「SBI e-sports」の初動ランドマークが両チーム「試練」ということで被ってしまい、初動ファイトが勃発。「Riddle order」が「SBI e-sports」を撃破します。大会での初動ランドマークについて気になる方は「APEX大会「ALGS」上位チームのランドマークを解説」の記事も合わせてご覧ください。
終盤は「FNATIC」「NAKED」「Cocolobi Gaming」の3部隊が生存し、一見「NAKED」が有利なポジションを取ったかのように見えました。しかし、「FNATIC」が恐ろしい高火力と巧な立ち回りを見せ、「Cocolobi Gaming」を撃破。その後、素早くアーマースワップを行い、ほぼシールドのみの状態から見ている人々を圧倒するかのような素晴らしいエイム力とキャラコンで「NAKED」を撃破しました。4戦目は「FNATIC」がチャンピオンの座に君臨し、早々にマッチポイントに到達しました。
「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」の4試合目結果


4戦目は、マッチポイントに到達した「FNATIC」がチャンピオンを取れればそこで 「Reginal Finals」が終了というルールです。4戦目も3戦目に引き続き「Riddle order」と「SBI e-sports」の初動ファイトから開幕。今回は「SBI e-sports」が勝利します。
終盤は「FNATIC」「Enter Force.36」「FC Destroy」「Cocolobi Gaming」「REIGNITE」の5部隊が生存し、高所と低所に分かれてチャンピオンを目指します。高所に居た「REIGNITE」と「Enter Force.36」が互いを牽制し合い、ファイトをしている所に「FC Destroy」が参加し混戦模様に。下では「FNATIC」が「Cocolobi Gaming」を撃破し、高所の生き残り部隊との一騎打ちになるかと思いきや、「FC Destroy」と「Enter Force.36」の残り1人がほぼ同時に倒れ、残った「FNATIC」がチャンピオンを獲得しました。
「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」終了後の総合ポイント結果


APAC NORTH地域のリージョンファイナルのプレースメントポイントランキングは上記の通りです。上位9チームが世界進出決定となり、この先の大会のプレイオフに出場することとなります。
1位は総合129ポイントの「FNATIC」、2位は惜しくも1点差の総合128ポイントの「Northeption」、3位は総合119ポイント「Ganbare Otousan」と続きます。「FNATIC」は今回も圧倒的なフィジカル力とムーブの安定感を見せ、常に高いポイントを稼ぎ、人々を魅了しました。上位チームに共通してどの試合も大きな損失が無いような順位をキープしている印象が強く、キルポイントをしっかり獲得し、有利ポジションを確保していました。
総合ポイント第1位の「FNATIC」の大会前インタビューをご覧になりたい方は「FNATIC Apex Legend部門へEsports.netが独占インタビュー!」も合わせてご確認ください。
まとめ
今回は、「ALGS Year3 Split2 Pro League Reginal Finals」の結果速報とハイライト、総合ポイントの結果をお届けしました。数週間に渡って行われた「ALGS Year3 Split2 Pro League 」がついに終了し、世界進出する上位9チームが決定しました。どのチームも白熱した素晴らしい戦いを見せてくれた為、観戦していたAPEXプレイヤーも楽しく応援できたことと思います。
この先に待ち受けるプレイオフにて、APAC NORTH地域の9チームが勝ち抜いてきた強豪世界チームとどのような戦いを繰り広げてくれるのか、今後も楽しみです。